クラウドとやらについて
最近よく「クラウドコンピューティング」「クラウド化」と言う言葉を耳にします。
実際私自身iPhneユーザーなので、よく分からないままにクラウドをインストールしました。 が・・・
で、いったい何なのさ??? が本音。
どうも時代の流れのようで、従来のコンピュータの利用が、ユーザーがハードウェア・ソフトウェア・データ等を自分自身で保有し管理していたのに対し、「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」という形になるようです。
で、このクラウドコンピューティングって奴は、従来のネットワークサービスに比べサービスの種類も多岐にわたりとてつもなく幅広いのが特徴なのだとか。
ものすごく馬鹿でかい容量の、素晴らしく速いPCを個人で持っていて、興味をそそられた動画とか曲とかゲームとか、どれもこれもDLしちゃったけど、容量でかいから仕事のデータも同じとこに入れられて、DLした音楽聴きながら週末静かな別荘地とかでも仕事出来ちゃうのよ。 で、飽きたらゲームしたりね。 そんなことを、たいして行きたくもない場所に連れていかれても、携帯さえあれば出来たりねぇ。 子供の写真もいっぱい入れちゃって色々加工したりぃ・・・
なんて感じなのでしょうか・・・??? ↑↑↑ あくまで素人の想像です。
要するに、ユーザーは最低限の接続環境(PCや携帯等の端末とインターネットを繋ぐためのプロバイダー契約等)を用意し、クラウドサービス使用料を払うことによって、ネットワークの購入・管理運営費用や蓄積されるデータの保存・管理は全て人(クラウドコンピューティング)任せ。 よって、自分でやらなくてはいけない作業の手間が省けるよ~ということ。
確かに「PCとか苦手なのよぉ~」と言う人には流れがより簡潔になるので分かりやすくなるのかも・・・とは思います。
しかし、ITはあくまで1ツールにすぎず、パッケージもホスティングやアウトソーシングも充実してきている今、どのツールを選び、どこで差別化を図るかはそれぞれの企業のビジネス戦略によります。
現実には「よく分からないが業界のトレンドらしいから」と経営陣がクラウド化を推し進め、現場に携わる人間は振り回され困惑しているというケースも多いようです。
クラウド化の提案を受けたら、それがどのサービスを指すものかを確認することが重要になってきますね。
日本の地方銀行では、2008年10月時点で8割の銀行が基幹業務(勘定系)を共同化し、ネットワーク経由で使用、自社保有はしていないそうです。
分かりやすい例です。
いつの頃からか、どこのATMでも自分の口座から引出しが出来るようになっていました。
ただ・・・ クラウド提供側の倒産やサービスの終了でクラウドサービスが使用不能になったとき、企業経営が停止することはないのでしょうか・・・ それと・・・ 色々なものをクラウドに集約させてしまうと、クラウドを破壊すれば国家業務が停止・崩壊したり、クラウドの支配者が国家の支配者になったりはしないものなのでしょうか・・・ プライバシーの保護って意味ではどうなんでしょ・・・
と、心配の種は尽きません。
まぁ 暫く この「よく分からないけど凄そう」なものに振り回されそうです。