最近の企業に問われるものとは?③
今年度新卒者に対し、企業が求めるものの第1位に
「コミュニケーション能力」
が挙げられています。
その具体的内容として
「同年代だけではなく、年代の離れた相手とも円滑に話せ、楽しんで仕事ができること」
「自分の意見を言うだけではなく、聞くことの両方が出来ること」
「立場の違う人間の意見を否定せず、なぜそう考えるのかを分析する能力」
etc
が、挙げられていました。
「なるほど」とは思うのですが、要するに企業側は新人を教育するだけの余裕が無く、即戦力を求めていると言うことではないでしょうか。
もちろん企業にとって即戦力になる人間はありがたい存在です。
ただ受け止める企業側も、そのコミュニケーションについては努力を怠らないようにしないと、即戦力になるような優秀な人材からは見離されてしまいます。
自分はコミュニケーション能力に長けていると思った瞬間、人間はそのための努力をしなくなるものです。
いくつになっても発展途上。
企業が新入社員に求めるもとは、そのまま新入社員なりお客様なりが企業に求めていることでもあります。
自分と違う意見であっても、まずはきちんと話を聞き、なぜそう考えるのかを分析し、その上で自分の意見を述べる。
そこで初めてコミュニケーションの第一歩が始まると言うことなのでしょう。