最近の企業に問われるものとは?②
3Rの理念
少し前からこの3Rの理念というのが唱えられています
これは Reduce(リデュース)=減らす
Reuce(リュース)=繰り返し使う
Recycle(リサイクル)=再資源化 の3つの単語の頭文字から取られた呼び名です。
特に建設業では、多く出る残材の中に再使用・再利用出来るものがたくさんあり、大切な考え方だと思います。
かねてより日本という国は、資源に乏しく加工業を生業として生きてきました。
物を作りだし、世に送り出す仕事が動脈産業であれば、使用後や生産の際に出る当面不必要なものをどう処理し
また心臓に戻して循環させる、この静脈にあたる産業は「循環型社会形成」に於いて、今最も大切な産業である
と言えます。
静脈が心臓に戻る血液の量に応じ太さが変えられるように、その時代のニーズに合わせしなやかな対応が出来ることが、頑強な存在感を示さなくとも、老廃物を漏らすことなく、もちろん逆流させることもなく、血液を心臓に(再生工場)戻す。
これが大切な役割です。
ですが、やはり一番大切なのは元々の老廃物(ゴミ・廃棄物)になるものを減らすことでしょう。
これは個人宅であっても、企業であっても、個人の意識の問題になると思います。
自分一人くらい・・・ではなく、一人一人の積み重ねが大きなものを作り出すことを、どんな場面でも意識していたいものです。