Tachi-ken Blog

研修旅行2日目 広島原爆ドーム

昨夜の宴会の疲れか、広島移動の車中は遅めのお昼寝タイム。

静かな中に寝息が・・・。

ガイドさんの声で目が覚めると、そこは原爆ドームの相生橋のたもと。

そもそもの原爆投下目標地点だったT字型の橋です。

被爆前の原爆ドームは「広島県産業激励館」広島県の文化拠点だったそうです。

日本で初めてバウムクーヘンの製造販売が行われた場所でもありました。





負の遺産として後世に残すべく「世界遺産」の認定を受けていますが、現物は鉄パイプで内部から外壁を支え、

かろうじて自立状態を保っている、いつ崩れてもおかしくない状態です。

考えてみれば一瞬にして建物全体が炭素化したのですから、よくぞ70年以上の月日もったものだと思います。



橋を渡り平和記念公園に入るとすぐに「原爆の子の像」が。

隣には折り鶴ブースがあり、今も世界中から贈られる千羽鶴が飾られています。



この像は2歳で被爆しその10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの死をきっかけに、

原爆で亡くなった子供たちの慰霊のために建てられました。

被災者は戦災の最大の被害者であるにもかかわらず、一般的な戦災者との区別はできないとして、

被爆後10年も放置されてきた経緯があります。

被爆された方々も遺伝的な問題等で自身が被爆者であることを隠す方も多かったと聞きます。

 

平和の池の中で消えることなく燃え続ける「平和の灯」。



この火は核根絶を迎えると消えるそうです。

が、お隣からミサイルを撃ち込んでくる国がある限り、まだまだ先になりそうです。

東日本大震災の原爆事故の時にも思ったのですが、

そもそも人間の力で制御不能なものをなぜ使っていたのか・・・。

 

平和記念資料館を背に慰霊碑を覗き込むと、慰霊碑・平和の灯・原爆ドームが一直線に並びこみます。

取り壊しを検討されていた原爆ドームを、シンボリックなものに位置付けた丹下健三氏の思いが伝わってきます。

 

残念ながら平和記念資料館本館は工事中で拝観できなかったのですが、この工事というのが

「被爆後の広島市内は全ての土壌について掘り起こし線量検査を行安全確認しているのに、

                ここだけがそれが済んでいなかったため最後の一か所を掘り起こしている」

と、いうもので原爆投下が太古の昔の出来事ではなく実際に身近に起きていたことなのだと感じさせられました。

 

そして、こちらがちょうど1年前に前アメリカ大統領のオバマさんが広島訪問された時の折り鶴です。



長崎の平和公園もしかり、各国沢山の方々に訪れてもらい原爆での被害、核爆弾の恐ろしさ・悲惨さを

もっともっと多くの方に知ってもらいたいなとつくづく思い、平和記念公園を後にしました。

 

そして本日夜は自由行動。

みんなそれぞれ好きな場所へ・・・

 

旅行に来てまでパチンコ?

しかしパチンコ好きには「広島に来てるのにパチンコ行かないなんて勝負師じゃねぇ!」って、

誰が勝負師なんだっ???

訳のわからない言い訳(?)を残し、勝負しに行く人もいました

 

なんとっ(・ω・)ノ!

前担当者、浅村さんが京都から2時間かけて広島まで遊びにきてくれました~



なので、私たちは浅村さんと一緒にお好み焼きを食べに行きました。

その後、女性陣は一日の疲れを癒すために40分かけて(笑)スーパー銭湯へ。

アカスリとマッサージで身も心もすっきり

 

帰りがけライトアップされた原爆ドームをみました。

タクシーの中だったので、写真を撮れなかったのですが・・・

崇高であり、孤高であり、何か強いものを感じました。

 

そして3日目へと、続く。

 

 

 

 

 

 

 

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